動脈硬化・心臓ドック(国内の方)
桜橋渡辺病院では、2005年4月より心臓CT検査を開始し、これまでに4万件以上の心臓CT検査の実績があります。
循環器専門医師を中心に、1万件以上の心臓CT撮影や解析経験を有する心臓専門のエキスパート放射線技師5名により低被ばくで安全な検査と、詳細な心臓CT画像解析をもとに、各種画像と血液検査をあわせた包括的な心臓ドックレポートを作成し、検査を受けられたおひとり、おひとりの心臓疾患のリスクを丁寧に解説、説明させていただきます。
日本在住者向けに厳選した心臓ドック3コースから選択してください
人生100年時代、動脈硬化への備えは、生活習慣病を早く知って対策をしておくことかも知れません。桜橋渡辺病院の4万件以上のデータベースから男性50歳、女性60歳になると約50%の方が、冠動脈に動脈硬化を認めます。男性50歳、女性60歳以上の方で心臓の検査が初めてという方にはアドバンスコースで冠動脈プラークや狭窄の形態診断と心筋虚血診断をお勧めします。それ以下の若年層の方はベーシックコースで、まず、ご自身のリスクをチェックされることをお勧めします。
また、とにかく早く結果を知りたい方はスピードコースをご選択ください。
検査結果は翌日専門医が説明いたします。
ベーシックコース 価格 \77,000(税込)
造影剤を使わないCT検査で、動脈硬化リスク判定を行うコース
※CT虚血診断のオプションは追加できません
・問診
・⾎圧測定・⾎液検査
・胸部X線デジタル撮影
・安静時⼼電図測定
・⼼臓超⾳波検査(⼼エコー)
・マルチスライスCT撮影
・単純CT検査(造影剤は使いません)
・後⽇、専⾨医によるCTデータおよび結果説明
アドバンスコース 価格 \253,000(税込)
造影剤を使ったCT検査で、冠動脈プラークや心筋虚血診断を行う精密検査コース
※ベーシックコースの全項目、虚血診断オプションを含む
・問診
・⾎圧測定・⾎液検査
・胸部X線デジタル撮影
・安静時⼼電図測定
・⼼臓超⾳波検査(⼼エコー)
・マルチスライスCT撮影
・造影CT検査(虚⾎診断を含む)
・炎症イメージングバイオマーカー(FAI)
・後⽇、専⾨医によるCTデータおよび結果説明
スピードコース 価格 \187,000(税込)
とにかく早く! 心臓ドックの結果を知りたい方
※虚血診断オプションは追加可能
・問診
・⾎圧測定・⾎液検査
・胸部X線デジタル撮影
・安静時⼼電図測定
・マルチスライスCT撮影
・造影CT検査
・検査翌⽇に、専⾨医によるCTデータ説明
・虚⾎診断はオプションになります
オプション CT虚血診断 価格 \142,000(税込)
心筋虚血判定をCT検査で行うオプション
新しい心筋虚血判定
⼼筋虚⾎診断は、 負荷⼼筋⾎流イメージングでSPECT(核医学検査)、MRI、負荷⼼エコー図検査で⾏われていましたが、『2018年の⽇本循環器学会の慢性冠動脈疾患診断ガイドラインの心筋虚血の診断アルゴリズム(Page 103)』に新たにCT(CTパーフュージョン)とPETが加わりました。
CTパーフュージョンは、『SCCT(⼼臓CTの学会)の2014年のガイドライン(Page 9)』(※1)でSPECT(核医学検査)との⾮劣性試験で同等以上の結果がえられたこと(※2)(※3)から、“〜stress CT perfusion is noninferior to single photon emission CT myocardial perfusion imaging to detect myocardial ischemia and infarct.(⼼筋虚⾎および梗塞を検出するための負荷CTパーフュージョン検査(CTP)はSPECT⼼筋パーフュージョンに劣らない)”と記載されました。このガイドラインを受け、安全で低被ばくで施⾏できるCTP症例を行っております。虚⾎は、SPECT同様、可逆性⽋損としてCT画像で確認できます。また、冠動脈をフュージョンできるメリットもあります。⼀般的な造影CT検査の禁忌に加え、カフェイン制限などがあります。
また、侵襲的なFFRは、治療をした⽅が良いかどうか判断に困る病変、例えば中等度狭窄病変などの治療⽅針を決定するため、冠動脈造影検査時に追加検査で虚⾎診断をしています。複数の⼤規模臨床試験(FAME trial, DEFER trialなど)から、FFRが0.8未満(もしくは0.75未満)の場合、つまり、虚⾎が証明された冠動脈病変はステント治療などを⾏った⽅が予後が良いと証明されています。
最近CT画像から非侵襲的にFFRを求める⽅法が報告されています。2018年の⽇本循環器学会の慢性冠動脈疾患診断ガイドラインによると、2018年12⽉にハートフロー FFRCTが保険収載されましたが,使⽤できる施設は限定されており,今後のエビデンスの構築も必要であるため,⼼筋虚⾎の診断アルゴリズム上には記載はありません。しかしながら、欧⽶諸国では数年前からすでに利⽤されている手法です。適応除外条件として⼀般的な造影CT検査の禁忌に加え、ステントの数と位置、バイパス術後、不整脈・ペースメーカーや弁置換術後などがあります。
これまでのCT検査は、冠動脈の形態診断が主な役割でしたが、心筋虚⾎診断(CTPやFFRCT)を加えることで、中等度病変や⽯灰化病変、⼩⾎管病変、閉塞病変、プラークとの関係など⼼筋虚⾎の範囲と重症度の評価が可能となります。⼼筋虚⾎の診断アルゴリズム上で、冠動脈CTの境界的な異常(中等度病変や⾼度⽯灰化病変など)といった場合、ひきつづいて⼼筋虚⾎評価がCTで可能です。
動脈硬化・心臓ドッグ結果報告
桜橋渡辺病院の画像データベースを元に、これまでの治療経過の画像分析などを参考におひとり、おひとりの心臓疾患のリスクを多角的に分析した包括的な解析レポートを使って、その対応方法を丁寧に説明させていただきます。
⼼臓CT検査を受けられた患者様のレポート例
(⾮造影CT検査・造影CT検査の解析レポート)
プラークのフォローアップ例
最初の健診でプラークを指摘された⽅は改善されたかどうかも⽐較してレポートしています。
以前に心臓治療を受けた方はお申し出下さい。
(受診に制限もしくは出来ない場合がございますのでご了承願います。)
※当ドック検査は疾患の早期発見、現時点での健康度をチェックし、その助言、指導を目的としております。
正式な診断及び治療につきましては基本的に罹りつけ専門医、紹介医療機関にてご相談下さい。
ご予約・お問い合わせは下記までお願いします。
桜橋渡辺リハビリテーション病院健診部
TEL:06-6348-0411(平日 : 午前9時〜午後5時)
FAX:06-6348-0419
メールでのお問い合わせ:medicheck@watanabe-hsp.or.jp