検査概要

検査の概要説明

検査項目 概要説明
基本計測 身長・体重測定(BMI) 身長・体重から体格指数(BM値)を計測しやせ気味か太り気味を判断する。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
腹囲測定 内臓脂肪の蓄積を判断(お腹回りの測定)
体脂肪率 内臓脂肪の蓄積を判断(体脂肪計による測定)
視力測定 裸眼視力もしくは矯正視力(眼鏡、コンタクト使用)の測定
聴力測定 低音域(1000HZ)と高音域(4000HZ)の検査を行う。
血圧測定 収縮期(心臓が収縮し血液が動脈に押し出される時に血管壁にかかる圧力最高値)、拡張期(心臓が拡張し血液をため込む時の血管壁にかかる圧力最低値)
検尿・尿検査 ウロビリノーゲン ウロビリノーゲンとは古くなった赤血球が肝臓で分解され胆汁として腸内で再度分解したものです。尿中の量を調べ肝機能障害や黄疸の有無を判断(高値は肝臓機能障害、低値は胆道閉塞の疑い)
尿蛋白 尿中の蛋白量を調べ、腎臓病の有無を判断する検査
尿糖 尿中のブドウ糖の量、血液中のブドウ糖が尿中に漏れだしたもの。糖尿病の有無を判断する検査
尿潜血 尿中に含まれる赤血球の有無、腎臓、尿管、膀胱等の炎症、障害を検査
尿沈渣 尿を遠心分離機にかけ液状成分と固形成分に分離される。この固形成分を顕微鏡で観察し細胞の種類、数などを調べ異常を判断する。
採血・血液検査 AST(GOT) アスバラギン酸アミノ基転移酵素、体内の赤血球や心筋に多く含まれる。肝機能障害の有無を調べる検査
ALT(GPT) アラニンアミノ基転移酵素、人体のほとんどの組織に含有するが特に肝細胞へ多く含まれる。肝炎、肝脂肪、肝臓がんなどの有無を調べる検査
γ(ガンマ)-GTP ガンマ・グルタミルトランスフェラーゼ、主に胆汁の流れに障害を生じると増加する。アルコールの多量摂取でも同様の結果を生じる。
ALP(アルカリホスファターゼ) 胆道系細胞、骨芽細胞に多く含まれる酵素、肝機能や黄疸の識別、骨盤機能などを調べる検査。
TP(総タンパク質) 栄養状態、全身状態の良否を判定する指標です。数値が低いとネフローゼ症候群など、高値では慢性肝炎、肝硬変などが疑われます。
ALB(アルブミン) 肝臓で生合成される単純タンパク質の1種、肝機能の状態を判断する。
T-Bil(総ビリルビン) ビリルビンとは、ヘモグロビンなどに含まれている生成分解産物。血液中に存在する胆汁色素、溶血性黄疸、閉塞性黄疸、肝細胞性黄疸などが疑われます。
Ch-E(コリンエステラーゼ) 肝臓で合成され血中に放出されますので、肝臓機能が落ちて合成能が低下すると血中のCh-Eも低下します。肝実質の蛋白合成能を反映している ので肝実質機能を知るのに重要視されます。
LDH(乳酸脱水素酵素) 糖の代謝に関わる酵素の一種。主に肝臓障害を把握する為の検査の一つとされます。ただし、心筋梗塞や溶血、感染症などでも乳酸脱水素酵素の上昇が見られます。
A/G比(アルブミン/グロブリン比) 血液中のアルブミンとグロブリンの比率(A/G比)を調べる検査。低い場合に『肝硬変・急性肝炎・ネフローゼ症候群・タンパク漏出性胃腸障害・栄養障害』などがあります。
総コレステロール(T,CH) 血中脂肪検査。中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の総数を示しています。高値では動脈硬化などの疾患を引き起こす可能性を高めます。
HDLコレステロール 血中脂質検査。高比重リポ蛋白、善玉コレステロールと呼ばれ、血液中の悪玉コレステロールを回収します。HDLコレステロールが少ないと狭心症などの原因となります。
中性脂肪 血中脂質検査。糖質がエネルギーとして脂肪に変化したもので、中性脂肪中には超悪玉コレステロールが含まれますので高値では動脈硬化を進行させ心血管病の原因となります。
LDLコレステロール 血中脂肪検査。低比重リポ蛋白、善玉コレステロールと呼ばれ、高値では心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。
空腹時血糖 9時間以上絶食したあとの空腹時に採血を行う血中のブドウ糖量の事で、高値では糖尿病が疑われます。
HB-A1c(ヘモグロビンA1c) ヘモグロビンA1cとは、ヘモグロビンと糖が結合したもの。血中の値を調べる事で過去1~2ヶ月の血糖の状態を判断。高値では糖尿病が疑われます。
※2013年4月より従来のJDS値から国際標準値(NGSP値)に変更いたしております。
尿酸 尿酸は、細胞の核の成分であるプリン体が分解されてできる老廃物
クレアチニン 筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種、腎臓の排出機能障害の有無を判断する。高値では腎不全、脱水症、尿路閉塞性疾患、低値では筋ジストロフィーなどが疑われます。
尿素窒素 尿素窒素とは、体で使われた物質の老廃物の一つ。高値では腎炎、脱水症、など低値では肝不全、妊娠など
血中アミラーゼ でん粉などを分解する消化酵素です。脾臓疾患の有無を判断する。
HBs抗原 B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているかの検査。発症前でも陽性となる。
HBs抗体 B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると出来る抗体。過去に感染した場合も陽性となる。
HCV抗体 C型肝炎ウイルスに感染すると出来る抗体
CRP(C反応性蛋白) CRP(C反応性蛋白)とは、体内での炎症反応や組織が破壊された際に血中に現れるタンパク質、主には感染症、肺炎、癌、骨折などで高値を示す。
RA(リウマチ因子) 通常の血液中には存在しないリウマチ因子(RF抗体)の有無を調べる検査、慢性肝炎・肝硬変・糖尿病などでも陽性を示す事があるほか、健康状態の人であっても弱い陽性反応を示す場合もある。さらに、高齢者は陽性反応がでる割合が高い。
梅毒検査 検査結果が陽性の場合でも膠原病(こうげんびょう)や肝臓病、妊娠中で陽性に出ることがあります。
血液型 ABO式、Rh+-
白血球数 血中の白血球数を調べ、細菌やウイルスによる感染症や炎症の有無を調べる。
赤血球数 血中の赤血球数を調べ、貧血の有無を判断する。
ヘモグロビン 血色素であるヘモグロビンはヘムという赤い色をした鉄分と、グロビンというタンパク質が結合した物質です。血中の量を調べ赤球数、ヘマトクリット3つの検査データからおおよその貧血の種類を診断できます。
ヘマトクリット 血中の赤血球の割合を調べます。赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット3つの検査データからおおよその貧血の種類を診断できます。
MCV 平均赤血球容積
MCH 平均赤血球血色素量
MCHC 平均赤血球血色素濃度 
血小板数(PLT) 血液に含まれる細胞成分の一種、血管が損傷した際にその傷口をふさいで、出血を止める。高値では慢性骨髄性白血病、真性多血症など低値では再生不良性の貧血、急性白血病、肝硬変が疑われます。
CEA・AFP 体内に癌ができた時に現れる特殊な物質(たんぱく質や酵素、ホルモンなど)が多く血液中などに分泌されることがあります。この特殊な物質が腫瘍マーカーと呼ばれています。
CEAが高値:食道がん、肺がん、乳がん、肝臓がん、胆のうがん、すい臓がん、胃がん、大腸がんが疑われます。
AFPが高値:肝臓がんが疑われます。
CA19-9が高値:肝臓がん、胆のうがん、すい臓がん、胃がん、大腸がんが疑われます。
PSAが高値:前立腺がんが疑われます。
CA125が高値:卵巣がん、子宮がん、乳がんが疑われます。
(有料にて追加できます。複数の組み合わせをお勧めいたします。)
CA-19-9
PSA(男性)
CA125(女性)
その他検査 心電図検査 安静時:狭心症や心筋梗塞、不整脈などを調べる検査
負荷時:一定の運動をした後に心電図をとり、異常がないかを調べる検査
胸部X線検査 肺機能の検査です。数値で表すことはせず、専門医の目視で病気の有無を診断します。2013年4月より、X線爆射量を軽減できるデジタル撮影にて実施します。
胃部X線検査 食道から胃、十二指腸の腫瘍やポリープ、癌などの有無を調べる検査です。※胃内視鏡検査は実施しておりません。(バリウム検査のみとなります。)
眼底検査 動脈硬化の程度、高血圧、糖尿病による眼の合併症や緑内障、白内障の有無を調べる検査です。
眼圧検査 圧縮した空気を片方の眼に吹きつけて、眼圧を測定します。緑内障、高眼圧症、網膜剥離、虹彩毛様体炎などを疑うことができます。
腹部超音波検査 超音波により肝臓、膵臓、腎臓、胆嚢、脾臓を調べ、結石やのう胞、腫瘍などの有無を調べます。(対象3臓器、5臓器があります。)
便潜血反応検査 便に血が混じっているかを調べ、大腸ポリープ、癌などの有無を調べます。1日法・2日法があり2日法がより信頼性が高い。
喀痰細胞診 痰を採取して、その中にどのような病的な成分が含まれているかを顕微鏡で観察する。がん、肺結核、細菌性肺炎、非細菌性肺炎(マイコプラズマなど)、肺真菌症、気管支炎などを調べます。
骨粗しょう症検査 MD法:手のひら(第二中手骨)を同時にX線撮影して、コンピュータの画像の濃淡から骨量を算出します。
子宮細胞診 子宮頸部(膣の中に顔を出している子宮の出口の部分)から細胞を取り出し病的な成分が含まれていないか顕微鏡で観察する。
乳房超音波検査 腹部エコー同様に超音波を当てて測定します。乳腺炎、乳腺のう胞症、乳腺腫瘍などの乳房の病変を捉えることができます。

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